2018-05-21 12:22:52
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コメント(11)
についてふと。
※特定の誰かを対象とするものではなく、これまでの傾向を眺めていて僕が感じたことです。
依頼者とイラスト描きさんが上手くマッチングするようになれば良いなと思い書かせていただきます。
ちなみに僕はここでもなろうでも活動してないよそ者ですが、書き手でもあり描き手でもあります。
よく見かける、「誰か挿絵を描いてください。でも絵柄は選ばせていただきます。無償でお願いします」といった内容の依頼記事。
僕はこういった記事を読むと、「なぜ自分の好みのイラストを描いている人に直接お願いしないのだろう」と思うのです。
まあ、「ある一定以上の画力のある方ならどなたでもOK」ということでしょうけれども、それでも「この人だったら描いてもらいたいな」という作風の方のこと、ちゃんとチェックしていないのでしょうか。
ひとつは、自分の書く小説を愛しているもののまだ未熟であることも自覚しており、イラストの上手い方に依頼するのはおこがましいという負い目。
ひとつは、「無償依頼」という負い目。
少なくともこの二つは不特定多数に依頼を発信するという方法にいたる原因になっているような気がしています。
当然その心理もわからなくはないし、そう考えると、決して依頼者が上から物を言っているのではなく、謙虚に考えた結果なのだろうと思います。
もっとも、根底には「お前ごときの小説に無償でイラストなんか描けるかよ」と言われるのが怖いという思いがあるんじゃないかな。
でも、不特定多数に依頼募集をかけ、「僕が描きましょうか?」と名乗りを上げた人に対して、その絵柄が好みではなかったとき(歯に衣着せぬ言い方だと、下手だったとき)依頼者は何と言うのか。
「お前ごときのイラストを俺の小説に載せられるかよ」
まあ、オブラートに包んで丁重にお断りすることでしょうが、ホンネは。
自分で上手くかけないから上手い人に描いて欲しいわけで、当然なんですけどね。
ですが、わざわざ手を上げさせておいてお断りするって、そっちのほうが、なーんかおこがましくない?(笑)
(もっとも、ほとんどそういった依頼にイラスト描きさんから反応があることは無に等しいですが)
特に、イラストが描けないから依頼募集をしたい小説書きさんに知っておいてほしいのは、イラスト描きだって同じように断られるのは嫌ですよってこと。
ましてや描いて欲しいといいながら、なぜこちらから「描かせてください」と頭下げていかなきゃならんのか、と僕なら思います。
その上断る姿勢もあるということが、どれほどイラスト描きをしり込みさせる(或いはあつかましいと感じる)かを客観的に考えたほうが良いです。
依頼募集の記事を読んで「やってみようかな…」と思ったことのある人は結構いると思います。
現に、イラスト描きさんが稀に「お題ください」という記事を書いていらっしゃいますが、創作したり自分好みのFAを描くのとは違う、注文を受けて描いたことのないものに「挑戦」してみたい、目新しいものを描いてみたいという思いはあるのです。
好みのイラスト描きさんがそういう記事を書かれていたら、僕は、儀正しく丁寧にお願いをすれば可能性がゼロではないと思います。
「イラストお上手ですね、とても好みです、ぜひ僕の小説のイラストを描いていただきたいのですが」と言われて、悪い気はあまりしないと思いますよ。
「別に誰でもいいから上手い人描いてよ」と言われるよりよほど「描こうかな」って思わせられます。
小説だってイラストだって、褒められたら嬉しいじゃないですか。
なので、本当にイラストを描いて欲しいという方は、直接相談してみたらよいと思いますよ。
当然断られることもあるでしょうが、その労力を他人に押し付けている間は、無償で理想の挿絵などつかないでしょう。
以上、僕の思ったことです。
結構ずけずけ書きました、気分を害された方いらっしゃったら申し訳ございません。
基本、反論批判等素直に受け止め争うつもりはございません(が、誹謗中傷と取れるものもしくは正論でも著しく言葉の汚いものに関しましては、まれにスルースキルを発動します)。
ここのブログにしても、活動報告にしても個人が主催する括りのスペースでSNSのコミュニティやサロンみたいなものが無いんですよね。
誰か特定の作家が主催するスペースでなく無作為に多くの絵描きと作家が混在して雑談を交わすことが出来る場所があるとマッチングもやり易いのではと思います、Pixivなんかにはコミュニティはありますが、場所的に絵描きの方が強すぎるというか文芸関連の人数が少なすぎるんですよね。
コミュニティってもの同じ同好の志が集まるのが良いところなんですが、過度に同じことをやってる人間ばかりになってしまうのが悪いところでもありまして…結局小説を書いてる人間の知り合いにはほとんど絵描きがいない、絵描きには小説を書く知り合いは居ないというような状況が発生しやすいんです、だから違う媒体の創作をやってる人種にどう接していいか判らず警戒し、遠慮し、他人行儀になって頼み辛い状態になりやすい。
結局どんなジャンルの創作やっていても色んな人がいて同じ事を頼んでも喜ぶ人もいれば、嫌がる人もいる、前もって雑談できる場所があればなんとなくそれがわかるし、初めての人との距離感も察しやすくなる。
結局「挿絵を描いてみたいなー」っていう絵描きも「挿絵が欲しいなー」と思う作家も自分から踏み出せば速いんですが、自分から事を起こしたら自分に大きく責任が掛かるような気がして慎重になりナカナカ踏み出せないというのが一番の理由かと思います。